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「おせっかい」と「安否確認」~新年ご挨拶~
神戸市会議員(中央区選出)かわなみ忠和です。
新年明けましておめでとうございます。
甲辰の本年の安寧を祈願した矢先に、大変な能登半島地震が
発生しました。関係の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
昨年から考えていたことが、今回の地震で一層強いものとなりました。
「おせっかい」ということです。
今の社会では、人と人の距離感をとることが大切のような風潮があります。
その距離をとることは大変難しいものです。
その人へのアドバイスが、ハラスメントと言われたりして、
中々「おせっかい」を焼くことが難しくなっています。
昔は良い意味で「おせっかいおじさん」や「おせっかいおばさん」と呼ばれる、
世話好きな方が、社会の中であちらこちらにいらしたような気がしますが、
今は「おせっかい」は個人の領域に踏み込む「悪」の印象が強く、
「おせっかい」を焼くことを躊躇してしまいます。
独居老人やお一人暮らしの方の安否を確認することが大変難しい社会になってきています。
集合住宅が多い昨今、「おせっかい」を寛容する風潮が必要ではないでしょうか?
平時では見守りのサポートはいらないと思っていても、いざ、災害が起きて助けが必要な時、取り残されたり、その方に必要なサポートの情報が欠如する可能性があります。
これから益々超高齢化社会となります。お一人暮らしに慣れた人たちが、安全に災害などに対応するためには、行政や社会の「おせっかい」を受け入れる寛容さが必要でないか? と思った年初であります。
受け入れてもらえるとなれば、良い意味での「おせっかいおじさん」や「おせっかいおばさん」も増えるかもしれません。
最後になりますが、本年の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
神戸市会議員(中央区選出)かわなみ忠和 投稿:2024年1月4日