かわなみブログ

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ハーブ園山頂駅と掬星台を結ぶ新たなロープウエーについて(都市局/令和7年3月5日)

令和7年3月5日に開催された予算特別委員会 第1分科会における、都市局との質疑報告です。
市政報告46号にも掲載しております。

※以下、令和7年3月5日、予算特別委員会 第1分科会【都市局】での質疑抜粋・要約

※本記事に記載の役職・肩書等は、令和7年3月5日現在のものです

参考資料①六甲山・摩耶山の交通のあり方検討会開催状況

https://www.city.kobe.lg.jp/a80014/rokkomayakotsu.html

参考資料②第8回六甲山・摩耶山の交通のあり方検討会(令和6年2月8日)

https://www.city.kobe.lg.jp/documents/47852/20240208_document.pdf

六甲山・摩耶山上へのアクセスについて 

    【山本都市局長】

     新たなロープウエーの導入により、公共交通で容易にアクセスが可能になることで、神戸市民にとっては六甲山が一層身近な存在となり、小さな子ども連れからシルバー層までより気軽に訪れやすくなることで、自然を体感する機会の増加が期待されると考えています。

     また、交通結節点である新神戸駅から六甲山への交通アクセス性が向上しますので、観光誘客の促進とともに、新神戸駅の活性化にもつながる重要な提案と受け止めているところです。 

     需要予測は、あり方検討会の場で、新たなロープウエーの整備の可能性を構想段階において把握するために実施したものです。

     実施にあたっては、コンサルタントや検討会のメンバーである専門家の意見を聞きながら進め、一定の事業性が確認できたと考えています。

     今後、新たな投資を目指す局面となれば、(河南)委員からの指摘のとおり、事業実施段階として検討を深度化させ、改めて需要予測と事業費・運営費の精査を行い、事業の採算性などを確認する取組が必要だと考えています。 

     このような中、令和7年度は導入の可能性の検討を行うこととしており、事業性についても、ロープウエー事業の実績のある民間事業者などにヒアリングを行う予定にしています。その上で、今後、事業実施に進む段階となれば、しっかりとその時点において事業性の検討を慎重に行いたいと考えています。 

    【久保都市局部長】

     山上のコンテンツについては、摩耶山上エリアの利活用検討に関するサウンディング型市場調査を経済観光局が令和5年度に実施しています。サウンディングでは5社から提案や意見をいただいています。摩耶ロッジ跡地においては宿泊施設や温浴施設等、掬星台においては飲食施設や展望デッキ等、摩耶山上エリアの一体的な利用を前向きに検討されていることが確認できています。なお、このサウンディングにおいては、神戸市に求める役割として、山上へのアクセス改善を希望する意見も頂戴しています。 

     河南委員からの指摘のように、新たなロープウエーの導入可能性の検討においては、ロープウエーの採算性とともに、山上の再整備の検討とセットで進めることは重要な観点と考えており、新たなコンテンツの創出が不可欠というように認識しています。

     これらの考え方も踏まえ、都市局としては、河南委員からの指摘のとおり、山上の魅力ある新たなコンテンツの創出は非常に重要な観点と捉えています。交通アクセスと一体となって山上の魅力が高まり、多くの市民・観光客に足を運んでもらい、楽しんでいただくことが重要と考えていますので、今後も経済観光局等と連携しながら、新たなロープウエーと山上の再整備がセットで相乗効果を示せるように検討・調整を進めてまいります。 

     表六甲線の廃止に関してです。

     まず、表六甲線は、六甲山麓の市街地から六甲山を越えて有馬温泉、北神地域に移動する経路の一部として、山上の交通を担うために、1970年に運行を開始しました。阪神・淡路大震災の影響もあり、乗客数が伸びず、2004年に運行を休止しましたが、施設の老朽化が進んでいるため、このまま放置しますと安全上の問題があるため、2024年に路線廃止の撤去工事に着手しています。 

     表六甲線は山上における交通手段として運行しましたが、時代とともに山上施設へのアクセス性がよいバス交通に人の足が移っていったということで、交通機関として一定の役割を果たしたと考えています。このように、公共交通の導入に際しては、交通環境の変化を見通して、適切な交通手段を選択することが重要と考えています。 

     

     このあり方検討会においても、新ロープウエーの構想が検討されており、山上のアクセスと山上交通の充実として、それぞれの視点から議論をいただいています。

     新たなロープウエーは山上へのアクセスとして、ほかの交通機関では代替できない、広域的な拠点である新神戸と掬星台をダイレクトに結び、市民や増加するインバウンドを含む観光客をスムーズに快適に運ぶものです。

     このように、同じロープウエーではございますが、求められている交通としての機能は異なっているものと捉えています。 

     これからも新たな持続的な公共交通を構築していくためには、(河南)委員からの指摘のとおり、中長期的な視点に立ってアイデアや工夫を積み重ねることがより一層重要であると考えています。新ロープウエーの可能性の検討においても、そのような視点に立って、しっかりと丁寧に進めてまいります。 


    神戸市会議員(中央区選出)かわなみ忠和  投稿:2025年3月31日

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